「うちは小さい会社なんだけど、オフィスの日常清掃って頼めるの?」というお問い合わせをいただくことがあります。ドラマなどで“大きなオフィスビルを清掃業者のスタッフが掃除しているシーン”がよく描かれているため、清掃業者に依頼できるのはそのような大きな会社だけとイメージされている人が多いようです。
一口にオフィスと言っても規模は様々です。500人を超える従業員が勤務する大きな自社ビルオフィスもあれば、テナントビルの小さな一室というオフィスもあります。多くの清掃業者では、こうした様々な規模のオフィス清掃に対応しています。
ですから、冒頭の「うちは小さい会社なんだけど、オフィスの日常清掃って頼めるの?」というお問い合わせに対するお答えはこちらになります。
「もちろん小さな会社でも大丈夫です。規模に関わらず、オフィスの日常清掃は利用できます。」
清掃会社のオフィス清掃サービスを利用しているのは、大企業だけではありません。大きな会社から小さな会社まで、それぞれの需要に応じて利用しています。
例えば、
・高層建築の大きな自社ビルオフィスの会社
・工場併設で、敷地面積の広い会社
・ショールームをメインとして事務所を併設している会社
・それほど大きくはないが、ビルまるごとが自社のオフィスという会社
・オフィスビルのテナントとして、ワンフロア借り切っている会社
・オフィスビルのテナントとして、一室だけを借りている会社
・マンションの一室を、オフィスとして使用している会社
など、実にさまざまな規模の会社があります。
そして、清掃会社はそれぞれの規模に適した内容や頻度でオフィス清掃を行っています。
オフィスの規模によって、必要な清掃内容や清掃頻度はさまざまです。出入りする人の多さによって汚れ具合が異なったり、清掃面積や清掃箇所の多さによって清掃時間が異なるからです。それぞれのオフィスでどのような清掃が必要なのかを、いくつかの例に沿って説明します。
ビルまるごとが自社のオフィスなので、事務所だけでなく、ビルの外回り・廊下階段・トイレなど清掃箇所はたくさんあります。すべてを清掃会社に委託することもできるし、従業員と清掃会社で清掃を分担することもできます。
従業員の多い会社は、人の出入りや各箇所の使用頻度が高いので汚れやすいのが特徴です。また清掃箇所が多く、清掃面積も広いため、清掃頻度は毎日など高めがおすすめです。
テナントビルの場合は、ビルの外回り・階段などはビルの貸主側が清掃してくれる場合が多いです。しかし、ワンフロア借り切りの場合は、そのフロア内にあるトイレ・給湯室・廊下などの共用部分は借主側で掃除をしなくてはならないこともあります。事務所以外の清掃箇所がどのくらいあるかによって異なりますが、清掃頻度は概ね週2~3日から毎日が適当です。
事務所内にトイレ・給湯室があるかどうかがポイント。トイレなどが事務所の外にあり、他のテナントと共同利用している場合は、テナントビルの管理会社が清掃してくれることがほとんどですが、室内にある場合は自分たちで清掃する必要があります。
トイレ・給湯室の掃除が必要なければ、事務所の掃除機がけや拭き掃除のみになるので、清掃頻度は週2回程度にされる場合が多いです。
トイレ掃除が必要な場合、毎日使用するので毎日掃除するのが理想です。しかし、清掃会社に依頼するのは事務所の掃除と併せた週数回で、そのほかの日は従業員がさっと掃除するという方法もあります。
事業所によって従業員満足度に偏りが出ないようにするため、すべての事業所をまとめて同じ清掃会社に依頼している会社もあります。新しい事業所を開設するときも、既存の事業所の清掃でお互いに慣れている清掃会社だとスムーズにスタートできます。しかし、すべて同じでよいというわけではありません。事業所ごとに規模や汚れ具合などが異なるため、各事業所にあった清掃内容や頻度を決めることが必要です。
【参考コラム】
▶ オフィス清掃の外部委託、どのくらいの頻度が適当?【オフィス清掃のハテナ】
小さなオフィスでも日常清掃を頼めることはわかったけれど、高くつくのでは?と心配される方もおられるでしょう。しかし小規模なオフィスでも、ちょっとした工夫でコストパフォーマンスを高めることができます。
・1日にいくつかの清掃をまとめて依頼する
清掃時間は長いより短い方が費用が安くなることはありますが、清掃時間が半分になったからといって費用が半分になるわけではありません。清掃時間にかかわらず、清掃スタッフが作業のために訪問する労力は変わらないからです。「出張費1日〇円」というように設定している会社もあります。そのため、同じ1日来てもらうなら、30分より2時間作業してもらった方がコストパフォーマンスがよくなります。それなら、普段自分たちでは掃除しづらい箇所や、見落としがちな箇所などもまとめて依頼してみてはいかがですか。オフィス清掃の効果をより実感でき、さらにコストパフォーマンスも上がりますよ。
・本格的な掃除は清掃業者に任せて、従業員の時間を確保する
週数回清掃を依頼し、そのときにしっかり清掃をしてもらえば、それ以外の日は従業員がさっと掃除するだけで済みます。掃除が必要ない日もあります。従業員が掃除に時間を費やすことがなくなれば、本来の業務に充てる時間を増やすことができます。その時間をコストに換算してみてください。従業員の時間を確保することは、掃除を外注するコストパフォーマンスを高めることにつながります。
小規模なオフィスは、大きなオフィスよりコストパフォーマンスが劣る可能性がありますが、実は、小規模な会社でもオフィス清掃サービスを利用しているところはたくさんあります。小規模なオフィスがオフィス清掃サービスを利用するのには、次のような理由があります。
・少数精鋭の企業こそ、一人ひとりの役割が大きい
オフィスが小さい会社は、従業員数も少ないところが多いです。そのため、1人1人が分担する仕事が多く、清掃にまで手が回らないということがよくあります。
また、例えば『社長以下、営業社員数名、事務員1名』といった会社では、常に社内にいる事務員1名に清掃の負担が偏るということがあります。
このように、従業員が少ないことで清掃に関する負担が大きくなったり偏ったりする可能性があります
・清潔なオフィスが信用度を高める
大きな企業はそれだけで世間的信頼度が高いものですが、小さな会社が信頼を得るためには実績やアピールが必要です
オフィス清掃は、そのためにとても効果があります。たとえ狭くても、いつもきれいで清潔なオフィスは、会社を訪れた人によい印象を与えます。また清掃が行き届いた快適なオフィスは従業員の心身の健康を保ち、仕事の効率・効果を高めます。それは「信頼できる仕事」につながります。
小さな会社こそオフィス清掃に力を入れることで、社会的信用を高めることができます。
・従業員の時間は、会社の規模に関わらず大切
小さなオフィスは、清掃にかかる時間は短時間で済むことが多いです。そのため、毎日15分程度で済むのなら従業員ですればよいのではないかという方もおられます。しかし、1日たった15分だとしても、1年間続けると60時間にもなります。その時間を本来業務に充てれば、何ができますか?例えば、お客様の訪問件数を増やせます。新商品開発に向けた取り組みができます。また、その時間を社員のリフレッシュや自己啓発のために使うこともできます。これらはすべて、成果や売り上げにつながります。
大企業にとっても小さな会社にとっても、従業員の時間は会社の業績アップのために等しく大切です。清掃会社にオフィス清掃を委託することで、社員の大切な時間を確保することができます。
【参考コラム】
▶ 毎朝たった15分で済むオフィスの日常清掃をわざわざ清掃会社に外注する意味はある?!
清掃会社のオフィス清掃サービスは、オフィスの規模に関係なく利用できるサービスです。実際さまざまな規模のオフィスがオフィス清掃を委託しています。
オフィスの規模によって必要な清掃メニューや清掃頻度は異なり、それぞれの会社に適したプランを選ぶことで、外注するメリットを最大限引き出せます。「小さな会社だから・・・」と躊躇する必要は全くないのです。
当社をご利用いただいているお客様にもさまざまな規模のオフィスがあるんですよ。