清掃会社にオフィス清掃を頼んだときの費用対効果を知っていますか?
もし今従業員たちでオフィス清掃をしているなら、確かに外部へ支払う費用は増えることになります。もし今清掃スタッフを直接雇用しているとしたら、その人に支払う賃金より費用は高くなるかもしれません。しかし清掃会社に委託すると、それらの方法では得られないメリットもたくさんあります。
費用対効果を考えると、清掃会社にオフィス清掃を委託することは必ずしも高くつくとは限りません。単純に支払う清掃の料金だけを見て「高い」と決めつけてしまわず、そのメリットも知った上で費用対効果を考えてみませんか。
オフィス清掃にはいくつかの方法があり、それぞれにかかる費用は異なります。その中から次の3つの方法について、必要な費用を比較してみます。
①従業員によるオフィス清掃
②清掃スタッフを自社雇用
③オフィス清掃を清掃会社に委託
オフィス清掃を従業員が行っている場合、かかる費用といえば『従業員に支払う賃金』がほとんどです。
勤務時間内の掃除であれば、給与の範疇なので別途支払う賃金は発生しません。清掃のために早朝勤務をしたり残業をしている場合は、その分の時間外勤務手当が発生することもあります。
清掃スタッフを自社雇用している場合の費用の中で一番大きなものは『清掃スタッフの給与』です。
清掃スタッフには勤務に対する給与を支払います。そのほか、スタッフの求人や採用・教育・勤務管理にかかる費用も自社で支払う必要があります。これはその都度必要となるため、離職率が高いところはその分費用もかかってしまうことになります。
オフィス清掃を清掃会社に委託している場合にかかる費用は、『清掃会社に支払う料金』です。
清掃内容や頻度に応じて清掃サービス利用料金を支払います。清掃スタッフの人件費だけではなく、さまざまなサービスにかかる費用も含まれています。料金に含まれる内容は清掃会社によって異なるので、確認が必要です。
以上3つを支払う金額だけで比較すると、③オフィス清掃を清掃会社に委託が一番高額になる可能性が高いです。しかし、清掃会社に支払う金額に含まれるサービス内容、清掃会社に委託することで得られる効果・利益を考えると、必ずしもコストパフォーマンスが悪いわけではありません。
支払う金額の比較をグラフにしてみます。
しかし、それに間接的に必要となる経費やデメリットも金額に換算して積んでみると、次のグラフのようになります。
このように、費用対効果を比較すると、清掃会社に委託することは必ずしも高くつくとは限りません。単純に支払う金額だけを比較するのではなく、それによって見込める利益、減らせるコスト、間接的に必要となる費用も考えた上で比較してください。
清掃会社に委託する費用対効果が高い理由は、清掃サービスを利用することで、さまざまな効果が得られることです。ほかの2つの方法と比較して、次のようなメリットがあります。
『従業員によるオフィス清掃』との比較
・従業員は本来業務に専念できる
・清掃に充てていた時間を本来業務に充てることで、成果や売り上げが見込める
・繁忙期などに関係なく定期的にしっかりと清掃を行うことができる
・従業員の不平不満が減り、仕事の効率や業績アップにつながる
【参考コラム】
▶ オフィス清掃は従業員でする?清掃会社に外注するメリットは?
『清掃スタッフを自社雇用』との比較
・スタッフの求人・採用・教育にかかる手間・時間・コストを削減できる
・急な欠勤などの時に代わりのスタッフを派遣してくれることもある
・スタッフの勤務管理なども任せられ、社員の負担が減る
・清掃会社がしっかり教育したスタッフによる掃除なので、仕事の手際や仕上がりがよい
【参考コラム】
▶ オフィス清掃はスタッフを自社で雇用する?清掃会社に外注するメリットは?
清掃会社のオフィス清掃サービスを利用する際、依頼の仕方で費用対効果に差が出ることがあります。ここではできるだけ費用対効果を高めるためのポイントを紹介します。
・清掃会社によって料金はさまざまなので、自社にあった清掃会社を選ぶ
例えば「1ヶ月〇円」や「1回〇円」のように、清掃会社によって料金体系は異なります。ご自身の会社が求めている清掃内容にあてはめると、どの会社の料金体系が一番ピッタリなのかを考えて清掃会社を選びましょう。
・必要十分な清掃メニューやサービスを選ぶ
たくさんのサービスが含まれているプランがあるとします。盛りだくさんな内容で、単品のサービスを組み合わせたときの料金と比較するとお得感があるかもしれません。しかし、オフィスによっては含まれるサービスすべてが必要ではない場合もあります。その場合は、必要なサービスだけを単品で組み合わせた方が安くなることもあります。
・清掃会社の視点で、必要だと思う清掃メニューや頻度を提案してもらう
清掃頻度や清掃メニューを減らせば、料金は下がります。しかしむやみに減らすと、清掃の効果が低くなることもあります。せっかく外注するならば最大限の効果を得たいですよね。ご自身の会社に最も適切な清掃頻度や清掃メニューを、清掃会社というプロの視点から提案してもらうのも1つの方法です。
このように、必要ないサービスを削減し、必要十分なサービスに料金を支払うことで、費用対効果は高まります。
オフィス清掃にかかる費用は、会社にとっては削ることのできない必要経費です。しかし、少しでも費用を抑えたいというのも事実ですよね。それは単に支払う費用だけで比較できるものではありません。それにより得られる利益、削減できるコストも考えた上で、ご自身の会社にとってもっとも費用対効果が高いと思われる方法を選びましょう。
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