オフィス清掃は従業員でする？清掃会社に外注するメリットは？

以前は「オフィス清掃は自社の従業員で行うのが当たり前だ」と考える会社が多くありました。ですが、最近は清掃会社に外注する会社が増えてきています。自社の従業員による清掃から外部委託に切り替える理由は何だったのでしょうか。

切り替えの理由となる“オフィス清掃を清掃会社に外注することのメリット”について考えていきましょう。

オフィス清掃は従業員で行うのが当たり前？

そもそもオフィス清掃を従業員で行っている理由は何でしょう。

・以前からずっとそうなので、慣例として特に疑問も感じずに続けている

・経費削減のため

・社員の道徳教育のため

・始業前に清掃をしてきれいになったオフィスで仕事をするとモチベーションがあがる

など、さまざまな理由が考えられます。

しかし、従業員が清掃することでお困りの点もあるのではないでしょうか。

始業前や終業後に従業員がオフィス清掃する時間をとると、時間外労働としてその分の賃金を支払う必要がでてきます。かといって就業時間内に清掃を行うと、本来の業務時間が削られ業務に集中しづらくなります。そもそも本来業務が忙しくて清掃時間を取れないこともあります。

「業務終了後は早く帰宅したい」「朝はなるべくゆっくり出勤したい」「本来業務に集中したい」といった理由から、オフィス清掃が行き届かなくなる可能性があります。本来業務の片手間に行うため雑な清掃になってしまったり、忙しくて清掃をしなくなってしまうことがあるのです。

「本来業務ではない清掃をしたくない」「朝から清掃作業することで本来業務のモチベーションが下がる」「本来の業務で忙しくオフィス清掃の時間がない」「人によって清掃の負担や仕上がりに差がある」など不平不満が従業員から出てくることもあります。不平不満はやる気やモチベーションを低下させます。

従業員の不平不満は、会社にとって大きな不安材料となります。やる気やモチベーションが下がることで生産効率も下がりますし、退職の理由になる可能性があります。たかが清掃と思われるかもしれませんが、清掃に対する不満が退職理由の一つとなりうるのです。

このように自社の従業員でオフィス清掃を行うことには、さまざまなお困りごとがありますが、清掃会社に外部委託することでこれらのお困りごとを解消できる可能性があります。

自社の従業員が清掃を行うことで生じるお困りごとを解消するために、オフィス清掃を清掃会社に外部委託するメリットはたくさんあります。

従業員がオフィス清掃をする必要がないため、時間外労働などの負担を軽減できます。始業前に清掃することで本来の業務が始まる前に疲れてしまったり、終業後に本来業務で疲れているにも関わらず残って清掃をしなくてはいけなかったりするのは従業員にとって大きな負担ですが、それが軽減されます。

従業員が清掃をしている場合、清掃のために時間外労働をしたり、業務時間を削って清掃をしなくてはなりません。清掃会社に外部委託すると、清掃のために時間外労働する必要がなくなり、業務時間は本来業務に集中できます。清掃時間にかかる賃金を従業員に支払うことがなくなるのです。

従業員はオフィス清掃にあてていた時間や労力を本来の業務に注ぐことができるので、成果や売上の向上も期待できます。

従業員の清掃に関わる不平不満が解消されると、精神的に安定しモチベーションも向上します。モチベーションの向上は成果や売上にもつながります。また退職による優秀な人材の流出も防げます。

オフィス清掃の知識や経験が豊富な清掃会社のスタッフによって、決まった日に決まった回数きちんと清掃されることで、いつも清掃の行き届いた状態を保つことができます。忙しい中さまざまな従業員が清掃するのと比べて、仕上りに偏りもありません。

清掃会社にオフィス清掃を委託することには、このようにたくさんのメリットがあるのです。

経費削減を理由に自社の従業員でオフィス清掃されている会社では、清掃会社に外部委託することはコストの面でデメリットだと思われているかもしれません。事実、清掃会社に支払う清掃料金は、従業員に支払う清掃時間にかかる給与などと比べると高額になることが多いでしょう。

しかし、清掃会社に外部委託した時に得られる利益を考えてみてください。従業員が清掃に時間や手間を費やすことなく本来業務に集中することで上がる成果や売上。清掃による不平不満を解消することで得られる従業員の精神的安定やモチベーションの向上。

それらをあわせて考えると、コストの面でも清掃会社に外部委託するメリットは大きいのではないでしょうか。

ここまでオフィス清掃を清掃会社に外注するメリットについて知っていただきたくお話してきました。いま自社の従業員でオフィス清掃を行っているという方、一度清掃会社に外部委託することも考えてみませんか。会社にとって、どちらの方法がメリットが大きいのか考えてみてくださいね。

今後のオフィス清掃について、検討してみませんか？