オフィス清掃は業者に入ってもらって毎日行っているはずなのに、床が黒ずんできて困っていませんか?
「業者の清掃が行き届いていないのでは?」と不安・不満にを感じているかもしれませんね。しかし、いくら日常清掃をしていても避けられない黒ずみもあるのです。そのような床の黒ずみが生じる原因と対処方法についてお話しします。
せっかく予算をかけて依頼しているオフィスの日常清掃サービスなのに、スタッフの怠慢のせいで掃除が行き届いていないとしたら大問題です。もしそのせいで汚れが目立っているのであれば、業者と話し合った方がよいでしょう。
しかし、清掃スタッフが毎日しっかりと掃除していたとしても避けられない汚れもあります。床の黒ずみもその1つです。日常清掃で行う床の掃除は、掃き掃除・掃除機がけ・モップがけなど。ゴミ・ほこり・砂などを取り除き、簡単な汚れを拭き取ることが目的です。そうした日常清掃では落としきれない汚れが蓄積されて、時間とともに気になる黒ずみになってしまうのです。ですから、床の黒ずみが気になってきたとしても、日常のオフィス清掃が行き届いていないとは限りません。
オフィスの床が黒ずんでしまう原因には次のようなものがあります。
床材やワックスの傷に汚れが入り込む
靴底についてきたり風に乗って入り込んだ砂や小石が床とこすれたり、ものを落としたり、靴のかかとが当たることで、床材やワックスにキズがつくことがあります。そこに汚れが入り込んでしまうと、簡単なモップがけでは落とせません。
靴底や台車のタイヤが床とこすれて付着する
靴底や台車のタイヤのゴム材が、床とこすれて付着してしまうことがあります。これはヒールマークと呼ばれ、靴底などについた汚れではなく靴底の黒いゴム材そのものが付着したものです。これも簡単にサッと拭いただけでは落とすことが難しい黒ずみです。
食べこぼしなどによる油汚れの沈着
オフィスでは従業員が食事をとることもあります。その際の食べこぼしなどを放置していたり、ティッシュでサッと拭いただけで済ませていると、油分が残ってしまう危険があります。そういう汚れが沈着して床が変色してきます。
掃除方法や頻度が合っていない
日常清掃で依頼しているサービス内容が、その場所に適していない可能性があります。例えば「人の往来が激しい場所なのに掃除は週2回しか依頼していなくて、汚れに追いついていない」「床は掃除機がけを依頼しているが、水拭きしないと落とせない汚れが多い」などといった状況です。
モップなどの掃除道具の劣化・汚れ
きちんと掃除をしているつもりでも、汚れたモップではきれいになりません。それどころか余計に汚れを広げてしまうかも。また劣化により毛羽立っていたりやせてしまったモップも効果的な掃除ができません。
床が黒ずむのを完全に防ぐことは難しいです。しかし、次のことに注意すれば黒ずみの発生を遅らせることはできます。
・入口に足ふきマットを置いて、靴の裏についた砂や小石を落とす
(床にキズがつく原因となる砂や小石を減らす)
・靴を引きずって歩いたり、ものを落とさない
(床にキズがつくのを防ぐ)
・食べこぼしなど汚れに気づいたら、その都度きれいに拭き取る
(汚れを残さない)
・掃除道具を見直す
(適切な道具で掃除する)
・清掃業者に相談して、依頼する日常清掃の頻度やサービス内容を見直す
このように気をつけていても、時間経過とともにどうしても出てきてしまう黒ずみ。きれいにするにはどうしたらよいでしょうか。
ヒールマーク(靴底や台車のタイヤによってついた黒ずみ)は、中性洗剤やスポンジなどで落とすことができます。詳しくは下記リンクをご覧ください。
しかし、ワックスのキズに入り込んだ汚れなどは専用の機械を使わないと難しいのが実情です。そうした汚れを落とすためには、清掃会社にワックスの剥離や床洗浄を依頼するのがよいでしょう。キズがついたりはがれてきたワックスを剥離して、床を機械洗浄して新たにワックスを塗り直すことで、今ある黒ずみを取り除き、新たに汚れがつくのを防止することができます。日常清掃サービスに加えて定期清掃サービスも利用すれば、このように日常清掃で落としきれない汚れにも対応できるので、常にきれいに保つことができますよ。
床の黒ずみは、日常的にオフィス清掃を行っていても完全に防ぐのは難しいです。しかし、黒ずみの原因を減らす工夫をすることで、遅らせることは可能です。様々な対策をして、できるだけ床をきれいに保ちましょう。
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