オフィス環境によるストレスの原因と改善例

オフィス環境の善し悪しが、働く人のストレスに影響します!

オフィス環境によるストレスの原因と改善例

 

オフィスにおけるストレスの原因は、業務内容・人間関係など様々ですが、オフィス環境というハードの問題も一因です。従業員のストレスは「心身の健康が損なわれる」「仕事へのモチベーションが低下する」「職場の人間関係が悪化する」「離職率が上がる」など会社にとって不利益となります。できる限りストレスを取り除きたいですね。

 

オフィス環境によるストレスは、ハード面の整備・改善により軽減させることができます。ここでは、オフィスにおけるストレスの影響や改善策について、環境面を中心に解説します。

 


従業員の抱えるストレスが会社に与える影響

従業員がストレスを抱えていると、会社に次のような悪い影響を与えます。

 

心身の健康が損なわれる⇒休職・離職率が上がる

人はストレスによって肉体的・精神的に病んでしまうことがあります。病気が原因で休みがちになったり、仕事を続けられなくなる可能性もあります。休職や離職する人が増えると、会社は仕事が滞ったり、新たな人材を育成するために時間・手間・コストをかけなければならなくなります。

 

仕事へのモチベーションが低下する⇒業績・成果が下がる

ストレスから従業員が業務に集中できなかったりやる気が出なくなると、仕事の効率が下がります。それは会社の業績や成果の悪化につながります。

 

人間関係が悪化する⇒離職率が上がったり、業績が低下する

ストレスにより自分の気持ちに余裕がなくなると、人を思いやる気持ちが持てません。お互いに思いやれない職場では人間関係は悪化します。それはさらなるストレスの原因となり、離職率が上がったり、業績が低下したり、会社に悪影響を及ぼします。

 

このように、従業員が抱えるストレスは、会社には悪い影響ばかり及ぼします。ストレスの原因を知り、改善策を講じる必要があります。

 


オフィス環境によるストレスの原因と改善例

それでは、従業員にストレスを与えるのはどのようなオフィス環境なのでしょう。ストレスの原因を改善例とともに次の6つにまとめました。

 

①音

音に関することでストレスを感じている人はたくさんいます。

例えば、

・周りの音がうるさくて、仕事に集中できない

・静かすぎて、打ち合わせや電話の声が周りに聞こえてしまう

といったことがストレスの原因となります。多くの人が一緒に働くオフィスでは、人の声も自分の声も気になるのですね。

 

【改善例】

・BGM

仕事に差し障りのない音量のBGMは、雑音や声漏れをカムフラージュする効果があります。さらに、クラシックや癒やし系の音楽にするとリラックス効果も期待できます。

 

・個々のスペースの確保

パーテーションなどで個々のスペースを確保すると、音漏れを防止することができます。

 

②作業スペース

作業スペースが狭いと、閉塞感を感じたり作業がしにくかったりします。しかし、1人で黙々と作業したいときには、自分だけの空間の方が作業しやすかったりします。個人の好みや仕事の内容によって、適した作業スペースの広さは異なります。適さない環境で作業をするのはストレスの原因となります。

 

【改善例】

・作業スペースを選択できるようにする

いくつかのパターンの作業スペースを用意すれば、個人の好みや仕事の内容に合わせて選択できます。

例:周りを壁などで囲まれた、集中して作業できる個人スペース 

  資料などを大きく広げて作業できる広々としたスペース

  複数人で話し合いをしながら共同作業しても周りの迷惑にならない、声の漏れにくいスペース 

 

・パーテーションや観葉植物を利用する

部屋を分けるのが困難な環境の場合は、パーテーションをうまく利用してみましょう。閉塞感が気になるなら、低めのパーテーションを使用すれば軽減されます。観葉植物などを置くだけでもほどよく区切ることができます。

 

③光・明かり

多くのビジネスパーソンは、毎日PCやタブレットのブルーライトにさらされています。そのため眼精疲労から肩こりや頭痛まで併発している人が少なくありません。また照明による強い光も眼精疲労の原因となります。逆に明かりが不足している薄暗いオフィスでは書類が見にくかったり、気持ちが憂鬱になったりします。どちらも仕事の妨げにもなりストレスの原因となります。

 

【改善例】

・ブルーライト対策

PCやタブレットの画面に貼るブルーライトをカットするフィルムが市販されています。ブルーライトをカットするめがねもあります。そういったものを活用してブルーライトによるストレスを軽減させましょう。

 

・照明器具を交換する

明るさを何段階かに調整できる照明器具があります。そういった照明器具を使用すれば作業に応じて最適な明るさを選ぶことができます。

 

・蛍光灯や電球を交換する

本体はそのままでも、蛍光灯や電球を交換するだけで効果があります。切れかけた蛍光灯や電球は明度が下がるため、早めに交換しましょう。蛍光灯や電球にはさまざまな色のタイプがあるので、その場所に合ったものを選ぶことができます。

 

・照明器具を掃除する

照明器具の傘や蛍光灯や電球が汚れていると光が遮られて薄暗くなります。ほこりを拭き取るなどの掃除をするだけでもかなり改善されますよ。

 

④空調

暑すぎたり寒すぎたり、湿気ていたり乾燥していたり、不適切な温度や湿度は思っている以上に体にストレスを与えます。「暖房が効きすぎて頭がボーっとする」「雨の日はジトジト・ベタベタしていて不快だ」「空気が乾燥していてのどに違和感を覚える」「夏場、外勤の人が帰ってくると設定温度を下げるが、内勤者にとっては寒すぎる」といった経験は誰でもあるのではないでしょうか。

また換気や空気清浄が不十分なこともストレスの原因になります。そのせいで実際に体調を崩すこともありますし、感染症などの不安や恐怖を感じたりもします。

 

【改善例】

・空調機器を交換する

温度や湿度を自動調整して快適に保ってくれる空調機器を導入すれば、常に快適に過ごすことができます。機器によっては空気清浄も同時に行ってくれるものもあります。

 

・加湿器・除湿器・空気清浄機を導入する

空調機器本体の交換が難しければ、別途加湿器・除湿器・空気清浄機などを導入してみませんか。湿度をコントロールしたり、空気をきれいに保つことができるので、快適さが増します。

 

・設定温度を決める

各々が好き勝手に温度の設定を変えると、寒くなったり暑くなったりして大変です。設定温度を決めて、常にその温度に保つようにしましょう。環境省が推奨しているのは夏は28℃・冬は20℃です。それに従ってもよいですし、社員の希望も考慮しながら適切な温度を決めてください。温度が固定されることで体も順応しやすくなります。

 

・窓を開けて換気をする

定期的に窓を開けて換気をするのも効果的です。室内のよどんだ空気を新しい空気に入れ替えましょう。自然の風や外の空気を快適に感じる人は多くいます。

 

・エアコンの掃除

エアコンのフィルターが汚れていたり目詰まりしていると、エアコンは本来の能力を発揮できません。フィルターの掃除をすればエアコンの効き目がアップします。

 

⑤人の視線

隣の席の人が自分のPC画面を覗いてくる、常に上司に見張られているように感じるといったストレスもあります。周りに目が行き届く環境はとてもよいのですが、すべてが丸見えだとストレスの原因になり得ます。実際にはそれほど見られているわけではなくても、見られている気がするという人は少なくありません。

 

【改善例】

・机のレイアウトを工夫する

机の配置を、お互いに視線を感じすぎないように変えてみましょう。

 

・観葉植物を利用する

観葉植物を間においてほどよい目隠しを作るなど、オープンな中にもプライバシーが守られるように工夫しましょう。

 

・パーテーションを利用する

どうしても人の目線が気になるというタイプの人がいる場合は、パーテーションでその人のスペースを区切るなど、個別の対応をするのも1つの方法です。

 

⑥整理整頓・衛生

整理整頓されていないオフィスでは、作業スペースが狭くなったり、必要なものが見つからなかったりといったことがストレスの原因になります。隣のデスクが散らかっていて、その荷物が自分のデスクにはみ出してきたりするのもストレスを感じますね。

オフィスが衛生的であることも大切で、不衛生なオフィスはストレスの原因です。ゴミや汚れを不快に感じるといった心理的ストレスだけでなく、ほこりがアレルギーを引き起こしたり、菌やウィルスによって体調を崩すという身体的ストレスの原因にもなります。

 

【改善例】

・社員全員が整理整頓を心がける

整理整頓すれば、ストレスが減り仕事もはかどります。また社員みんなが意識して整理整頓することで、お互いにストレスを与え合うことも減ります。

 

・オフィスを丁寧に掃除する

毎日時間を決めて全員で掃除をするなどオフィス清掃を徹底することで、衛生的に保つことができます。

 

・オフィス清掃サービスを利用する

自分たちで掃除をするのが難しい場合は、オフィス清掃サービスを利用する方法もあります。定期的にしっかりと清掃してもらうことで、衛生面でもストレスを取り除くことができます。

 

・清掃スタッフを雇用する

清掃専門のスタッフを雇用するのも1つの方法です。業務の繁忙期でも影響を受けずにしっかりと清掃できるため、常に衛生的なオフィスを保つことができます。

 

このように、オフィス環境はハード面を整備したり改良したりすることで解決することができます。そういう意味では、ストレスの原因を取り除く一番わかりやすい方法と言えるかもしれません。

 


他にもある、オフィスにおけるストレスの原因

オフィスにおけるストレスはオフィス環境によるものだけではありません。他にも次のような原因が考えられます。

 

・業務内容、量

仕事の量が多すぎると、気持ちに焦りが生じたり、肉体的にも疲れがたまるなどストレスの原因となります。逆に少なすぎても問題です。会社に来ているのにするべきことがないのはしんどいです。また業務内容が本人の能力に見合っていないことも原因になります。例えば「入ったばかりで何もわからないのに過度な結果を求められる」「客観的に見て経験も能力もある人が雑用ばかりをさせられている」ことは精神的苦痛となり得ます。

 

・人間関係

いじめや嫌がらせ、パワハラやセクハラはもちろんのこと、職場の雰囲気もストレスの原因となります。例えば、直接自分に何かされるわけではなくても「いつも悪口ばかりが聞こえてくる」「AさんとBさんが仲が悪くて空気がギスギスしている」といった雰囲気の悪い職場では、気持ちよく仕事をすることができませんね。

 

・待遇

仕事なので待遇は大切なポイントです。仕事量・能力と報酬が見合っていないと、正当な評価をされていないという不満が生じます。また休暇が取りにくいなどという不満も耳にします。このような待遇への不満がストレスの原因になります。

       

今回はこれらの原因についての解決策にまでは言及しませんが、オフィス環境同様、これらの原因を取り除くことが、従業員のストレス軽減につながります。

 


 

今回はオフィス環境による従業員のストレスに焦点を当てて、原因と解決策を考えてみました。オフィス環境を見直すことでストレスはかなり軽減させることができます。急に大幅なリニューアルは難しくても、できることを少しずつ変えていくだけでも効果が期待できます。

従業員のストレスを取り除くことは、会社の業績にも関わる重要なポイントです。会社の成長のためにも、オフィス環境を改善し、従業員のストレスを軽減していきましょう。

 


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