一般的にオフィス清掃を行う目的は「建物や設備を美しく正常に維持する」「整理整頓されたオフィス・事務所をキープする」「オフィス・事務所を衛生的に保つ」などが挙げられます。そして、オフィス清掃の目的が会社の利益に大きな影響を与えることにお気づきですか?
会社の利益を上げるため、営業活動はされていますよね。では、会社の利益を上げるため、オフィス清掃をしっかりできていますか?もし後回しや疎かにしているなら、とてももったいないですよ。
冒頭に書いたオフィス清掃の3つの目的に沿って、実際の例を挙げていきましょう。まずは「建物や設備を美しく正常に維持する」ことが会社の利益にもたらす効果です。
例:商談に来られたお客様が、ピカピカに清掃の行き届いたオフィスを見てとても感心してくれた。また、丁度お客様が来られた時にオフィスを清掃しているスタッフを目にし、常に衛生に気を配っている会社だという印象を与えることができた。このことから「この会社の商品なら安心だ」と言っていただき、商品の売買契約につながった。
▷美しいオフィスが来客に良い印象を与える→会社のイメージアップ→商品を信用してくれる→商品が売れる 【売上アップ】 |
例:いつもきれいに清掃していたら、工場見学に来てくださったお客様から「あそこの工場はとても衛生的で、子どもを連れて見学に行っても安心。」と口コミで広がり、見学に来てくださるお客様がとても倍増した。それによって衛生的な製造環境が広く知られるようになり、そこで作られる製品の信用度もアップして売上も向上した。
▷きれいな工場→工場見学のお客様が増える→衛生的な製造環境が広く知られる→製品の信用度がアップ→製品が売れる 【売上アップ】 |
例:床の汚れを放置しているとこびりついて落としにくくなってしまうので、日々清掃を行ってこまめに汚れを落としている。蓄積汚れは避けられないが、ひどい汚れにはならないように気を付けているおかげで、機械洗浄など大掛かりな清掃の頻度を抑えられている。
▷汚れをこまめに取り除く→蓄積汚れをできるだけ抑える→大掛かりな清掃の頻度が下がる 【経費削減】 |
例:毎日のオフィス清掃が点検の役割も果たしていて、ちょっとしたヒビや傷を早い段階で見つけることができる。そのため、故障したり大事になる前に対処できる。
▷清掃時に建物や設備の点検をする→早い段階で異常に気付く→高額な修理や修繕、買い替えなどの頻度が低くなる 【経費削減】 |
次に「整理整頓されたオフィス・事務所をキープする」ことが会社の利益にもたらす効果について例を挙げて説明します。
例:普段のオフィス清掃で不要なものはすぐに片付けるくせがついている。そのため、机の上に不要なものがなく作業がしやすい。
▷不要なものを片付ける→机の上が広々と使える→作業効率がアップする→どんどん仕事が進む 【業績アップ】 |
例:以前はオフィスにいろいろなものが溢れていて、書類1つ探すにも時間がかかっていた。清掃スタッフを雇用した現在は、オフィスが常に整理整頓されていて、探し物に時間をとられることがなくなり、営業に出る時間が増えた。
▷必要なものが一目瞭然→探し物にかかる無駄な時間の排除→営業に出る時間を多く取れる→より多くのお客様と商談ができる→売上が上がる 【売上アップ】 |
例:オフィスが整理整頓されていて探し物などに時間をかけなくて済む。そのため業務時間は仕事に集中でき、無駄に残業をする必要がない。おかげでストレスもたまらず、体力的にもリフレッシュする時間が十分とれ、次の日にはまた元気に仕事ができる。
▷①探し物にかかる無駄な時間の排除→仕事に集中できる→定時退社できる→心身共にリフレッシュする時間が取れる→従業員の心身の健康が保たれる→次の日も意欲的に仕事に取り組むことができる→仕事がはかどる 【業績アップ】
▷②探し物にかかる無駄な時間の排除→仕事に集中できる→定時退社できる→心身共にリフレッシュする時間が取れる→従業員の心身の健康が保たれる→ストレスや体調不良による欠勤や退職が減る→新しいスタッフの採用にコストを掛けなくて済む 【経費削減】 |
例:はさみが必要だったがどこにあるかわからず、新しいものを購入した。同様のことがたびたびあり、事務所内にはさみが無駄にたくさんあるという状態になってしまった。片付いていれば必要な時にすぐに見つけられて、このようなことは防げたと思う。
▷必要なものがすぐに見つかる→無駄な買い物を防ぐ 【経費削減】 |
例:不要な書類は処分し、必要な書類はきちんと分類して保管するようにしている。しっかりと整理整頓されているため、必要な書類がすぐ見つかるし、誤った書類と取り違えるというようなミスはほとんど起こったことがない。そのため、無駄な時間やコストをかけることなく仕事を進められる。
▷①書類がきちんと分類して保管されている→書類の取り違えが起こりずらい→ミスが減る→お客様に迷惑をかけてしまうとその対応にコストがかかるが、その必要がない。 【経費削減】
▷②書類がきちんと分類して保管されている→書類の取り違えが起こりずらい→ミスが減る→ミスのリカバーに時間がとられない→その時間をより良いサービスに向けた企画に充てられる→サービス向上→お客様に喜んでもらえる→次の商談につながる 【売上アップ】 |
最後に「オフィス・事務所を衛生的に保つ」ことが会社の利益にどのような影響を与えるか、例を挙げて説明します。
例:ほこりっぽい事務所だったため、持病のハウスダストアレルギーによるぜんそくがひどくなり、仕事を続けられなくなった。きちんとオフィス清掃されている事務所だったらこんなことにはならなかったと思う。
▷こまめにほこりを取り除く→従業員が健康に過ごせる→病気で退職する人が減る→退職や新しい社員の採用にかかる費用が削減できる 【経費削減】 |
例:常に清掃が行き届いて清潔な会社なので、世の中で風邪が流行っている時などでも、社内で感染する心配はあまりなく、安心して仕事に集中できる。
▷衛生的な社内→従業員の健康を守る→従業員が安心して仕事に集中できる→業務が滞ることなく、継続して作業ができる→生産量が維持・向上できる 【業績アップ】 |
例:オフィス清掃が行き届いているため、従業員はいつもきれいで気持ちの良い環境で仕事ができている。おかげで仕事に対するやる気もアップするし、会社に対する満足度が高く離職率が低い。
▷①従業員の満足度がアップする→優秀な人材の流出を防ぐ→会社の利益のために頑張って働いてくれる 【業績アップ】
▷②従業員の満足度がアップする→士気が上がる→仕事に前向きに取り組む→成果が上がる 【業績アップ】
▷③従業員の満足度がアップする→長く勤めてくれる→補充の人材採用の必要がなく、採用にかかるコストが削減できる 【経費削減】 |
このように、オフィス清掃の目的とされる「建物や設備を美しく正常に維持する」「整理整頓されたオフィス・事務所をキープする」「オフィス・事務所を衛生的に保つ」は、どれも売上や業績のアップ・経費削減などにつながり、それは結果として会社の利益にとても大きな影響をもたらしています。つまり『オフィス清掃を徹底すると、会社の利益・売上が上がる』のです。『会社の利益を上げたければ、オフィス清掃に力を入れるべき』といっても過言ではありませんね。
今あなたの会社が満足のいくオフィス清掃ができていないのならば、オフィス清掃を見直すタイミングかもしれません。業務が忙しくて従業員に清掃するのが難しければ、清掃スタッフを雇ったり清掃会社に外注するという方法もあります。その費用を払ってでもオフィス清掃は行う価値があるのです。
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