オフィスのトイレ掃除を従業員で行う、とても大切なことです。従業員で掃除をする教育的意義、業務や業績への好影響もあるでしょう。
しかし、中には不満を抱えている従業員がいることに気付けていますか?
不満を放置すると、会社に悪影響を与える可能性まででてきますよ。
オフィスのトイレ清掃が重要な理由は大きく2つあります。
①会社や従業員の健康を守るため
②従業員のモチベーションを上げるため
どちらも会社の発展成長のために欠かせません。そのためにトイレ清掃は必ずしなくてはいけないのですが、それが従業員の不満につながっては本末転倒ですね。
【参考コラム】
▶ 改めて知っておきたい!オフィスのトイレ清掃が重要な理由とは
具体的にどのような不満・意見があるのでしょうか。
「会社のトイレ掃除なんてしたくない」
会社のトイレ掃除そのものに不満を感じているパターンです。具体的には次のような不満が挙げられます。
・そもそもトイレ掃除が嫌い
・他人が使って汚したトイレを掃除するのが嫌
・会社に来てまでトイレ掃除をしたくない
「トイレ掃除は業務の一環ではない」
トイレ掃除そのものが嫌というわけではないが、なぜ本来業務ではない会社のトイレ掃除をしないといけないのか、納得できない人もいます。
・業務内容にトイレ掃除は含まれていない
・トイレ掃除をするために入社したのではない
・トイレ掃除があるなんて聞いていなかった
「トイレ掃除よりも、もっと本来の仕事に時間を費やしたい」
トイレ掃除に費やす時間がもったいない、という考えもあります。忙しくて時間がない、トイレ掃除よりも優先したい仕事があるといった意見です。
・本来の業務が忙しくて、トイレ掃除のための時間を捻出するのが大変
・トイレ掃除をする時間があるのなら、その分1件でも多くお客様を訪問したい
「服が汚れたら困る」
トイレ掃除で服が汚れたり不衛生になるという不満です。トイレ掃除をする時と同じ格好で営業に出たり通勤することを不快に感じる方もいます。
・トイレ掃除中に水が跳ねて服が汚れることが不快
・仕事をするためのスーツがトイレ掃除で汚れては困る
・服が汚れるのは困るが、トイレ掃除のためにわざわざ着替えるのは手間も時間もかかる
「みんながトイレをきれいに使ってくれないので、掃除が大変」
社内外の多くの人が使うトイレです。誰もがきれいに使うとは限りませんね。トイレの使用マナーに関する不満もよく耳にします。
・従業員数が多いためトイレの汚れがひどくて、掃除するのが大変
・行動が雑な社員がいて、いくら言ってもきれいに使ってくれない
・掃除する人のことも考えてほしい
「いつも自分ばかり掃除をしている」
自分は掃除しているのに、全くしない人もいると不公平に感じます。分担を決めていない会社ではそうした不満もあがります。
・気付いた人が掃除するルールのため、いつも自分ばかりが掃除をしている
・トイレ掃除は新入社員の仕事という暗黙の了解があり、いつも自分が掃除をしている
・内勤の人だけに負担が偏っている
「人によって掃除が丁寧な人と適当な人がいて不公平に思う」
みんなが掃除をしていても、掃除の仕方に個人差があることで生じる不満もあります。また掃除にかける時間の長短の違いが不満をうむ場合もあります。
・当番制ではあるが、適当にしか掃除しない人がいて、次に掃除をする人の負担が大きくなる
・しっかりと掃除をする人もいれば、そうではない人もいて、不公平に感じる
・掃除時間を長くとって業務をサボっているのでは、と不満に感じる
会社のトイレ掃除を行う上で、従業員は様々な不満を抱えている可能性があることを知っていただけたでしょうか。従業員の不満は、会社の不利益につながります。できるだけ早く不満解消に向けて対処されることをオススメします。
当番制にすることで、負担の偏りを防ぐ
当番や担当を決めましょう。社員全員で分担できると不公平感を取り除くことができます。
誰もが同じクオリティの掃除ができる工夫をする
掃除内容や丁寧さの個人差を解消するためにできる工夫があります。
・掃除のマニュアルを作成する
・掃除内容のチェックリストを貼りだす
・使いやすい掃除道具を用意する
誰もが同じクオリティで掃除できるようになれば、不公平感は少なくなります。
使用マナー向上を促すポスターを貼る
トイレの利用者に、ポスターなどで使用マナーの向上を促しましょう。ポイントは、お願いよりも感謝を伝えたほうが心に響きやすいということです。人は感謝されると喜びを感じ、より良い行動を心掛けるものです。
✖「トイレはきれいに使いましょう」
〇「いつもきれいに使ってくれてありがとうございます」
汚したらサッと掃除ができる工夫をする
洗面台に水滴を拭き取るペーパータオルを置いたり、各個室にトイレクリーナーシートを備え付けるなど、利用する一人ひとりサッと掃除できる工夫をしましょう。汚したらサッと掃除する習慣がつけば、普段の清掃はそれほど大変な作業ではなくなります。
清掃スタッフを雇用したり、清掃会社に外注する
清掃スタッフを雇ったり、清掃会社への外注も選択肢の1つです。そうすることで、従業員は本来の仕事に集中することができます。
オフィスのトイレ掃除を自分たちで行っている会社の従業員の中には、様々な不満を抱えている人がいます。従業員の抱える不満を解消することは、従業員のため、ひいては会社のためにとても重要です。不満に気付いたら早めに対処し、健康的な会社を維持させましょう。
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